私は来年で勤続20年を迎えます。勤続年数を重ねるにつれ、患者さんやご家族に顔や名前を覚えて頂ける事が私の仕事のやりがいとなっています。患者さんの中には入退院を繰り返す人、初めての入院生活に不安をもつ方が多くいるため、安心して入院生活が送れるよう、笑顔を絶やさずコミュニケーション技術を磨き、不安を少しでも解消できるよう意識しています。

現在、私は入職者指導を担当しており、新人看護師は看護業務は当然ですが、患者さんやご家族とのコミュニケーションの取り方なども重要視し指導しています。コミュニケーションは苦手というスタッフも少なくありませんが、どんな時でも笑顔を絶やさず会話を重ねる事で、当院看護部理念としている「安心感のある看護」に繋がっていくと考えます。ただ業務をこなすだけではなく、会話の中から不安や患者さんの思いを知ることで、信頼関係が築きあげられると思います。顔や名前を覚えて頂き新人看護師でも自分は必要とされていると感じる事、それをサポートしてくれるスタッフがいる事で看護の素晴らしさを実感でき、より良い看護を提供できるようこれからも共に成長しながら頑張っていきたいと思います。