仕事のやりがい
Vol.122
2025.07
看護師
勤続年数: 1年1カ月
地域包括ケア病棟のやりがいについて
私が地域包括ケア病棟に配属となり1年が経ちました。私が以前勤務していたのは療養病棟や介護老人保健施設だったので、地域包括ケア病棟の勤務は初めてでした。最初の頃は病棟業務に戸惑いながら仕事をしていましたが、先輩看護師の方々が優しく分かりやすく業務を教えて下さり、徐々に慣れていく事が出来ました。まだ分からない事は多々ありますが少しづつ覚えていきたいです。
現在所属している地域包括ケア病棟は、入院中はもちろんですが、退院後の生活を見据えた支援を行うことが、看護師の大切な仕事の1つです。
私の受け持った患者さんに、胃瘻から経管栄養を行っている方がいました。患者さんもご家族も自宅退院を希望していたので、入院中から家族へ胃瘻管理や経管栄養、褥瘡予防や日常生活のケアについて指導を行いました。受け持ち看護師として、退院指導の計画を立てて行う経験は初めてだったのですが、自宅退院した後でも家族が安心してケアを実践出来る様に、何度もカンファレンスを行いながら指導しました。チームの先輩看護師にアドバイスを受けながら、栄養についての資料を作成して渡したり、経管栄養の指導なども行いました。患者さんもご家族も笑顔で退院されて、数日後に退院後訪問も行いました。ご家族が不安な事や疑問に思っている事を質問して下さったり、入院中に指導したことを実践できているのを確認できた時に、とてもやりがいを感じました。何よりも「この病院に入院出来て良かったです。ありがとうございました」と、ご家族から感謝の言葉を頂けたことがとても嬉しくて、今まで頑張ってきて良かったなと思いました。
これからも様々な患者さんへの関わりを通じて、多くの経験を積み重ねながら、私自身も成長していきたいと思います。