仕事のやりがい
ふたつの「できた!」
私は言語聴覚士として16年間、様々な患者さんと向き合い、その方々の「声」や「食べる」という当たり前の喜びを取り戻すお手伝いをしてきました。この仕事のやりがいは、何よりも患者さんの笑顔と、その笑顔の裏にある達成感に尽きます。
新卒で入職した当初は、右も左もわからず、先輩の背中を追いかける日々でした。回復期病棟で初めて担当した失語症の患者さんが、懸命なリハビリの末に「ありがとう」と発語された時の感動は、今でも鮮明に覚えています。その一言が私の言語聴覚士としての原点であり、この仕事の奥深さとやりがいを教えてくれました。医療療養病棟では、嚥下障害の患者さんが安全に食事を摂れるよう、様々な工夫を凝らしました。摂食嚥下チームの一員として医師、看護師、管理栄養士など、多職種と連携し、患者さん一人ひとりの状態に合わせた最適な支援を提供しています。例えば、嚥下内視鏡検査の結果を共有し、食事形態の調整や姿勢の工夫、口腔ケアの徹底など、それぞれの専門性を活かしたアプローチを検討します。ゼリーを飲み込めた時の患者さんの安堵の表情や、ご家族の「安心して食べさせられます」という言葉に大きな達成感を感じました。また、当院では東北大学教授との連携により、最新の知見や技術を取り入れた摂食嚥下リハビリテーションを提供しています。ベッドサイドでの患者さんを囲んだカンファレンスを通じて、より専門性の高い知識を習得し、日々の臨床に活かしています。難治性の嚥下障害が改善した時や終末期の患者さんの希望を叶えて、食べたいものを食べさせられた時にはチーム全体で喜びを分かち合います。このように最先端の医療に触れ、患者さんのQOL向上に貢献できることは、言語聴覚士としての大きなやりがい、原動力となっています。
主任として若手STの指導をするようになってからは、新たなやりがいを見出しました。かつては若手の離職に直面し、自分の力不足を感じ悩んだ時期もありました。しかし、理事長の「ルールを作りそれを徹底させること」という教えと、健育会グループの「one team、our team」という言葉に背中を押され、副主任をはじめとする長年の仲間たちとともに、新人教育の再構築に取り組みました。新人が成長し、患者さんから感謝の言葉をいただく姿を見るたびに、自分のことのように嬉しく、大きな達成感を感じます。かつて私が先輩から受けた指導を、今度は私が後輩に伝え、彼らが患者さんの笑顔を引き出す瞬間に立ち会えることは、何物にも代えがたい喜びです。長年一緒に働いてきた仲間もまた、私が育ててきた後輩たちです。彼らが成長し、チームの一員として活躍する姿を見るたびにリーダーとしての役割のやりがいを改めて感じます。患者さんの「できた!」という喜び、後輩たちの「できた!」という成長。この二つの達成感が私の言語聴覚士としてのキャリアを彩り、これからも私を前へと進めてくれると確信しています。私は言語聴覚士として16年間、様々な患者さんと向き合い、その方々の「声」や「食べる」という当たり前の喜びを取り戻すお手伝いをしてきました。この仕事のやりがいは、何よりも患者さんの笑顔と、その笑顔の裏にある達成感に尽きます。
新卒で入職した当初は、右も左もわからず、先輩の背中を追いかける日々でした。回復期病棟で初めて担当した失語症の患者さんが、懸命なリハビリの末に「ありがとう」と発語された時の感動は、今でも鮮明に覚えています。その一言が私の言語聴覚士としての原点であり、この仕事の奥深さとやりがいを教えてくれました。医療療養病棟では、嚥下障害の患者さんが安全に食事を摂れるよう、様々な工夫を凝らしました。摂食嚥下チームの一員として医師、看護師、管理栄養士など、多職種と連携し、患者さん一人ひとりの状態に合わせた最適な支援を提供しています。例えば、嚥下内視鏡検査の結果を共有し、食事形態の調整や姿勢の工夫、口腔ケアの徹底など、それぞれの専門性を活かしたアプローチを検討します。ゼリーを飲み込めた時の患者さんの安堵の表情や、ご家族の「安心して食べさせられます」という言葉に大きな達成感を感じました。また、当院では東北大学教授との連携により、最新の知見や技術を取り入れた摂食嚥下リハビリテーションを提供しています。ベッドサイドでの患者さんを囲んだカンファレンスを通じて、より専門性の高い知識を習得し、日々の臨床に活かしています。難治性の嚥下障害が改善した時や終末期の患者さんの希望を叶えて、食べたいものを食べさせられた時にはチーム全体で喜びを分かち合います。このように最先端の医療に触れ、患者さんのQOL向上に貢献できることは、言語聴覚士としての大きなやりがい、原動力となっています。
主任として若手STの指導をするようになってからは、新たなやりがいを見出しました。かつては若手の離職に直面し、自分の力不足を感じ悩んだ時期もありました。しかし、理事長の「ルールを作りそれを徹底させること」という教えと、健育会グループの「one team、our team」という言葉に背中を押され、副主任をはじめとする長年の仲間たちとともに、新人教育の再構築に取り組みました。新人が成長し、患者さんから感謝の言葉をいただく姿を見るたびに、自分のことのように嬉しく、大きな達成感を感じます。かつて私が先輩から受けた指導を、今度は私が後輩に伝え、彼らが患者さんの笑顔を引き出す瞬間に立ち会えることは、何物にも代えがたい喜びです。長年一緒に働いてきた仲間もまた、私が育ててきた後輩たちです。彼らが成長し、チームの一員として活躍する姿を見るたびにリーダーとしての役割のやりがいを改めて感じます。患者さんの「できた!」という喜び、後輩たちの「できた!」という成長。この二つの達成感が私の言語聴覚士としてのキャリアを彩り、これからも私を前へと進めてくれると確信しています。